自立は、対立じゃない。Framingが目指す、現場と本部の“もうひとつの関係”
Framingは、本部に反旗を翻すための運動ではありません。
私たちが始めたのは、知の価値を“守る”のではなく“育てる”という、もう一つの選択肢。
これは、自立と共創の時代にふさわしい今の時代に即した「静かな文化運動」です。
🕊 はじめに|わたしたちは、なぜFramingを始めたのか
Framingは、「知識を額縁に入れるという選択」。
現場で生まれる知識や経験を、ただ流されていくものではなく、
価値あるものとして丁寧に残したい——そんな思いから始まりました。
それは誰かを批判したいからではありません。
むしろ、本部の理念を信じ、支えられながら、毎日子どもたちと向き合ってきたからこそ、
その中で生まれた知が、正当に扱われない現実に疑問を抱いたのです。
📚「現場の知」は、静かに消えていく
毎日の声かけ、教材の調整、保護者対応、試行錯誤。
そこには、誰にも真似できない知的財産があります。
けれど、その多くは“無償の善意”として消費され、
やがて誰のものでもない知となり、
仕組みの中に静かに溶けていってしまう。
でも、私たちはもう気づいてしまいました。
それでは続けられない。
意義だけでは守れない。
感謝だけでは残せない。
🖼 Framingは「文化運動」です
Framingは、現場の知を「価値」として認め、守り、伝えていく仕組みです。
- 工夫や経験を著作として守る
- 無償の共有ではなく、「正当に受け取る文化」を育てる
- 誰かの役に立つためだけでなく、自分の尊厳のために知を守る
これは、「分け合い」ではなく、「響き合う」知の循環。
やさしさを搾取されるのではなく、育て合う知の文化です。
🤝 Framingは、本部と対立しない“もうひとつの立場”
Framingは、本部を否定するための動きではありません。
むしろ、本部の理念の延長線上にある動きです。
Framingは、それを現場の側から育てていく、新しいアプローチなのです。
私たちはこう願っています。
本部は、私たちを「守る」存在ではなく、
“ともに価値を育てる本当の意味で対等なパートナー”になれるのではないか。
🌱 女性がビジネスで自立する時代に
かつて、女性の労働は軽んじられ、
“やさしさ”や“気づき”は評価の対象になりませんでした。
だからこそ、Framingは生まれました。
ボランティアでは続けられない。
善意だけでは立ちいかない。
女性も、知で経済的に立てる社会を。
Framingは、女性たちが「自分の知にYESを出す」ことから始まる、
自立と文化の運動です。
💬 そして、今この時代に
きっと今の時代がそうさせているところもある。
…と、時代のせいにしたら。わたしたちの中にある「違和感」も、
小さな声も、なかったことにされてしまう。
Framingは、
この“時代のせい”を乗り越えるために生まれました。
静かで、でも確かな文化運動として、私たち自身がその一歩を踏み出す場所です。
✨ 結び|自分の知に、あなた自身がYESを
「こんなことくらい」と思わないでください。
あなたが積み重ねた経験、気づき、ひとつの声かけ——
それは、**誰にも真似できない“知的財産”**です。
Framingは、その知に額縁を与え、光をあてる場です。
Framingに所属する皆さんには、
自分を自分で大切に扱うプロでいてほしい。
自立は、対立ではありません。
共に育ち合う未来を選ぶことです。
📎 関連記事リンク(任意)
- [Framingとは?〜知を額縁に入れるという選択〜](リンクを挿入)
- [Framingは、なぜ本部にはできないのか?(構造編)](リンクを挿入)
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