はじめに
Framingは、現場で育まれた知恵や工夫に額縁(Frame)を与え、見えるカタチにして、未来へとつなげていくプロジェクトです。
教室運営、教材開発、保護者対応――
それぞれのフランチャイズ教室には、マニュアルには書ききれない価値がたくさん詰まっています。
でも、その知は評価されにくく、継承されず、使い捨てられてしまうことすらある。
Framingは、そうした「現場知」を、文化として保護し、社会に還元していくための仕組みです。

教育者である私、経営者である私
私は、長く悩んできました。
教育者としての理想を優先すべきか。
それとも、経営者として現実と向き合うべきか。
そして私が出した結論は、
「まず、経営者であることを優先する」というものでした。
なぜなら――
「教育者だから」という理由で、
スタッフに残業を強いたり、
有給も与えずに働かせていたとしたら、
それを子どもたちに誇れる運営と言えるでしょうか?
それは、自分自身に対しても同じ問いです。
最低賃金以下で働き、
家族にしわ寄せがいき、
自分の健康や生活を犠牲にしながら、
それでも「地域の子どものため」と言い続ける――
それは、本当に尊いのでしょうか?
誰が見ても、誇るべき姿だと言えるでしょうか?
その姿に、憧れや希望を感じる人はいるでしょうか?
もし答えが「Yes」でないのなら、
私たちはそこに、構造的な不整合があることを認めなければなりません。
Framingは、この問いに正面から向き合います。
努力や献身を前提としない文化を、教育の現場から再構築する。
それがFramingの出発点です。
この挑戦が必要になったのは、
かつて“自然に成立していた仕組み”が、
もはや現在の社会では機能しなくなっているからでもあります。
- 少子化
- 女性の社会進出が前提となった社会
- テクノロジーの急速な発展
- インターネットによる情報の非中央集権化
社会は、大きく変化しました。
だからこそ、
教育のかたちも、それを支える事業のしくみも、
根本から組み替える必要があるのです。
だから、教育のかたちも、それを支える事業のしくみも、もう一度組み替える必要があるのです。
アクティブフランチャイジーという構造
Framingが着目しているのは、「アクティブフランチャイジー」という働き方です。
経営者としてのリスクを背負いながら、
一定時間一定の場所でマニュアルに沿いながら労働者のように現場に立ち、教室を運営し続ける。
価格も自由に決められず、最低賃金すら下回る実態がある一方で、
子どもたちに向き合い、教材と格闘し、現場を支える指導者たちがいます。
Framingは、このような「現場と経営のはざま」に立つ指導者の知的資産を、
可視化・保護・共有していく取り組みです。
私がつくった「時間とお金の見える化アプリ」
「教室運営をしているのに、どうして生活が成り立たないの?」
「どこで時間とお金がすり減っているのか分からない…」
そんな問いを抱えたまま、
忙しさに追われて“感覚”でやりくりする日々が続いていました。
でも、時間という視点、お金という視点が抜け落ちた運営は、持続可能ではありません。
そこで私は、まず自分のために「時間とお金の見える化アプリ」をつくりました。
✅ アプリでできること
- 教室全体と指導者の「総労働時間」の可視化
- 1教科・1日あたりの作業時間と収支のバランス分析
- 最低賃金との比較
- 消費税・ロイヤリティ・人件費等の負担を含めた損益分岐点の自動計算
- 「自分の教室は、いつ・どれだけ働くと黒字になるか」が分かる
📷(※スクリーンショット挿入)
「なんとなくツライ」ではなく、
数字で整理することで、判断と対話が生まれます。
▶️ [アプリを開く](※リンク準備中)
✉️ [導入相談・カスタマイズはこちら]
Framingが目指す世界
Framingは、こうしたアプリのように、現場で生まれた知を
「資産」として守り、証明し、必要な人に届ける仕組みです。
あなたがつくった教材、改善アイデア、運営ノウハウ、対話の言葉――
それらは、社会にとって大切な財産です。
Framingでは、今後以下のような活動を展開していきます:
機能 | 内容 |
---|---|
📘 知の登録 | Framingへの知的資産の登録・証明書発行 |
🛡 知の保護 | 利用契約のサポート・著作権表記相談 |
🔄 知の循環 | 教材販売・収益分配・紹介支援 |
💬 つながり | 知を語り合える対話の場づくり・学びのサポート |
ご相談・ご登録はこちら
「これも知財になるかな?」
「まずは話だけでも聞いてほしい」
そんなお気持ちも歓迎です。
以下のフォームまたはLINEよりお気軽にご連絡ください。
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最後に
「こんな子を育てたい」――それは誰にでも言えること。
けれど、教育の価値は、理念ではなく、そこに至るまでの日々の過程に宿るものです。
今日の工夫、昨日のつまずき、見送った背中、手渡した言葉。
そうした営みの中に、未来を変える知がひっそりと存在している。
Framingは、それをただの「努力」や「善意」で終わらせないためのプロジェクトです。
私たちは今、
評価されないことを当たり前としない、
報われないことを美徳としない、
そんな新しい文化をつくろうとしています。
Framingとは、現場に宿る知を、未来につなぐ文化の再構築。
自分の営みを誇れる社会を、もう一度、ここから。