こんばんは。
人生の午後を歩むあなたへ。
Framing|花子です。
本日も読みにきてくださり、
ありがとうございます☕️
今日は、私自身の学びの流れをたどりながら、
ユング心理学が語る「人生の午後」とは何か。
そして、40代から始まる“内側の成長”について書いてみます。
よかったら、ゆるりと
お付き合いくださいね☕🍃
■人生の午後につながる入口──教育心理学とEQ
私の最初の学びの入口は、大学で学んだ教育心理学でした。
人の心の発達や変化のメカニズムを知った経験は、今の仕事の大きな土台になっています。
同じ頃、本をきっかけに EQ(心の知能指数) という概念を知りました。
「感情を理解し、扱う力が人生に影響する」という考え方に惹かれ、気づけば、心理学やEQ関連の本を独学で読み進めていました。
■価値観の揺れに気づかせてくれたアンガーマネジメント
そんなある日、塾の現場で、
不登校のお子さんのお母さんと
関わる機会があり、
悩みを抱える姿にふれて
何かできないのかと考えるように…
その時に出会ったのが
アンガーマネジメント です。
EQの本にも、「怒り」というのは感情の中でもっとも扱いが難しいと書いてあります。
怒りで自分の人生を台無しにしてしまう人がいる一方で、怒りを原動力に人生を輝かせる人もいる。たしかに怒りの扱い方って大切です。
アンガーマネジメントでは、
自分の感情は自分の責任である
という前提を大切にします。
これはアドラー心理学の
「課題の分離」にも通じていて、
“他人がどうしたか”ではなく、
“自分がどう受け取り扱うか”に
意識を向ける姿勢。
さらに、アンガーマネジメントは怒りを
自分の価値観が揺らいだときに表面化するサイン
として扱います。
私はこの考え方を知ったとき、
怒りは「直すべき感情」ではなく、
自分の価値観を浮き彫りにしてくれる手段
であると思いました。
怒りの奥には、
- 大切にしたいこと
- 譲れない基準
- 本当は期待していたこと
といった“その人らしさ”が必ずあります。
この理解は、のちに出会うユングの
「人生の午後」の考え方とも
深く響き合っていきます。
■読書の積み重ねが「内側」へと向かわせた
私は仕事柄、小説・エッセイ・論説文・古典など
多様な文章に毎日のように触れます。
「この筆者の考え方は面白い」と感じると、
- その人の過去の本を読む
- 引用されている本を調べる
- 対談している他の著者に興味がわく
- 関連テーマを深掘りする
という“横に広げる読み方”を続けてきました。
河合隼雄先生の本を読むと、
その源流に必ず ユング心理学 がある。
そこからユングへ、さらに河合先生の対談相手へ──と興味が広がる中で、
心理・教育・文学が、
自分の中で自然とつながっていきました。
■河合隼雄先生が導いてくれた、ユング心理学
河合隼雄先生をたどっての読書、
そこで出会ったのが、
「人生の午後」 という考え方です。
■ユングが示す「人生の午後」:40代から始まる内側の成長
ユングは、人生を次のように分けています。
◎人生の午前
社会へ向かい、役割をつくり、
期待を背負って生きる。
◎人生の午後
内側へ戻り、
“自分自身の意味”を中心に生き始める。
40代になると、
午前の頃には自然だった価値観が、
重く感じられる瞬間があります。
そして人生の後半で必要なのが、
個性化(自分自身に戻るプロセス)です。
社会の基準ではなく、
「自分はどう生きたいのか」という基準を
取り戻す作業。
それこそがユングのいう
“人生の午後の課題”です。
■人生の午後は「価値観が変わる時期」──内側を整える意味
教育心理学、EQとアンガーマネジメント、東洋思想、河合隼雄、ユング──
これらは一見バラバラのようですが、すべて “内側を整える” という一点でつながっているように思います。
アンガーマネジメントは、怒りを通して自分が握りしめている価値観を知らせてくれます。
そして老子や荘子の言葉は、
今まで当たり前だと思ってきた価値観が、
“もしかしたら違うかもしれない” という視点を
与えてくれます。
アドラー心理学も同じで、
これまでとは別の角度から
自分や社会を見るきっかけになります。
迷ったり、揺らいだりするとき、
言葉や知識が自分を助けてくれることって
ありますよね。
私も何度も、本を開いて「大丈夫」と唱えたり、
そこに書かれた言葉を指針にしてきました。
だから、私がこうしてnoteを綴ることで、
同じような時期を過ごしている誰かにとって、
何かひとつでもヒントになればいいな と思っています。
本日も、自分を振り返りながら、
「人生の午後」について考えた日の記録を
noteに書き留めておきます。
🌸本日の一句🌸
変えるのは 世界じゃなくて 見る角度
人生の午後に読む東洋哲学&心理学|花子 | Framing | 人生の午後の生き方&発信のヒント| over40|note人生の午後に差し掛かったとき、 私たちは「これから」を問われます。 若さの勢いで進む時期を過ぎ、 少し立ち止まりたくなるnote.com


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