フジテレビ問題から考える:人権デューデリジェンスとフランチャイズのあり方

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フジテレビ問題から考える:人権デューデリジェンスとフランチャイズのあり方

 先日、テレビで取り上げられていた「フジテレビ問題」を見ていると 番組内で「人権デューデリジェンス法」について触れられていました。

 これをきっかけに、私自身が感じている疑問について、ブログでも少し書いてみたいと思います。

 現在、企業活動における人権の扱いは国際基準で判断されるべき時代になっています。たとえ日本国内の事業であっても、グローバルな視点から「人権への配慮」が求められています。特にサプライチェーン全体における人権リスクの評価と対応が義務づけられるようになってきています。

 ここで、私が考えたいのは日本における「フランチャイズにおけるフランチャイジー(加盟店)」の立場です。

 フランチャイジーは、本部から独立した経営者であるとされつつも、実態としては本部の決定に大きく影響を受ける存在です。経営の自由度は限定されており、収益構造や運営方法も本部の指示に従わざるを得ないケースが多い。にもかかわらず、その労働環境や収益の実態は、十分に検討されているのか――疑問が残ります。

たとえば、

  • 最低賃金を下回る労働実態がないか?
  • 長時間労働や精神的なストレスなど、健康への影響がないか?
  • フランチャイズ本部は、こうしたリスクを「人権デューデリジェンス」の観点から評価しているのか?

 こうした問いに、明確に答えられる企業はどれだけあるでしょうか。

 フランチャイジーは本来、サプライチェーンの重要な一部であるはずです。本部とともにブランドを支え、地域の顧客と直接つながっている現場だからこそ、その人権や労働環境は慎重に扱われるべきです。

 フジテレビの問題を通じて、企業が社会に与える影響や、その責任のあり方があらためて問われています。同じように、フランチャイズビジネスにおいても「見えない労働」を可視化し、持続可能な関係性を築くための見直しが必要なのではないでしょうか。

このサイトでは、現役のフランチャイジーご本人はもちろん、
フランチャイジーのもとで働くアルバイト・スタッフの方々
そして、フランチャイジーの活動を最も近くで見守ってこられたご家族の皆さまからの、
リアルな声を広く募集しています。

日々の仕事の中で感じていること、
働く中で抱いた疑問や不安、
そして、伝えたい想いや願い――

一人ひとりの声が、未来のフランチャイズの在り方を見直すための大切な一歩になります。
ぜひ、あなたの声をお聞かせください。

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